家のリフォームを通して3Dモデルの価値を考察する

前回の投稿で3Dモデル業でB to Cの関係を構築するのが目標と書きましたが、何であれ物を買ってもらうにはお金を出してもらわなければならない。
人が何かに対してお金を出すのは、お金を払うだけの価値があると認めたから。
とはいえ現代社会において価値を認めなくてもお金を払うことはある。
その例の一つが税金だ。
我々は基本的に税金を払う契約をしていないのだが、税金というシステムを通して国家にお金を払っている。
税金以外にもいわゆる公共料金とかシステム的にいつの間にか支払うことになっている場合もある。
その一方でボランティア活動みたいに需要とか価値が認められていてもお金にならない活動もある。
この記事ではあくまでも3Dにはお金を払うだけの価値があるということを書いていくのですが、一応そこに言及しておかないと、いくら価値があってもそれはボランティア活動になってしまいますからね。
まぁそういう経済の仕組みの話は別の記事で話していきます。

さて、それではこれから3Dモデルの価値について話していきましょう。
価値というと範囲が広すぎる気がするんですが、ここではあくまで「金銭的な意味で得をする」という意味で捉えていただいて構いません。
ただ、「金銭的な意味で得をする」かつ「B to C」の関係となると筆者も今のところ一つのジャンルしか思い浮かばないですね。
その一つのジャンルというのが「家のリフォーム」になります。
「家のリフォーム」って何百万円とかかかってくるわけですが、そのうち1~2万払ってgazo1で家の3Dモデルを作り、リフォーム前の現状からリフォーム後にどう変わるのか確認してからどうするのか決める、っていう手順を踏むことはおそらく金銭的な意味でも期待値的にお得ということになるでしょう。
とはいえ実際に事例がないとイメージしずらいと思うので、松本城の屋根の色を緑系の屋根に変えるというリフォームを例にして紹介していこうかと思います。

松本城屋根のリフォーム(仮)における3Dモデルの役割

まず豆知識として、日本の城の屋根の色って、名古屋城とか大阪城みたいに緑系のものと熊本城とか松本城のように黒系のものがあります。
黒系のものは一般的な日本家屋の屋根瓦の色がそうなので分かると思いますが、緑系の方はというと素材に銅を使っていてそれが錆びることによって緑に変色するということらしいです。

熊本城天守閣
大阪城天守閣

それでこれは黒系屋根の城と緑系屋根の城のサンプル画像になるわけですが、屋根の色を大阪城と同じにしたからといって松本城の外観も大阪城のようになるとは限らないですよね。
黒烏の異名を持つ松本城の屋根の色を緑にして本当にそれが似合っているのかどうかってのは実際に見てみないと分からないものなのだと思います。

実は家のリフォームって大体このパターンなんですよね。
売り込むのに都合のいい文章とサンプル画像を見せられて、でも実際にどうなるかは完成してみないと分からないっていうね。
何百万とか高額なお金を支払って似合っているか似合ってないかのギャンブルを強制的にやらされてしまうのが家のリフォームの現状と言えるでしょう。
その強制ギャンブル状態を解消するのが3Dモデルの役目というわけですね。

というわけで黒屋根と緑屋根バージョンの松本城を並べてみました。
マウスでドラッグすると任意で回せますしマウスホイールで拡大縮小も出来ます。
とはいえ、何かツクリモノ感が拭いきれませんね。
無駄に光沢が付いていたりしていますが、仮になくてもツクリモノ感は変わらないと思います。
これが今現在出回っている3Dビューワーの現実なんですよね。
これと同じものをgazo1自作の3DViewerで閲覧したものが下の動画になります。

動画とその上のビューワーの3Dモデルは全く同じものを使っているのですが、印象が全く違うと思いませんか?
これがgazo1製3DViewerのコンセプトである「3Dの世界に入ってその中から人間と同じような視点で眺める」ということの意味になります。

3Dモデルを通して見ることで特徴が整理され理解できるようになる

さて、それでは次に屋根の基礎知識を解説した動画を通して見ていきましょう。
この章では「屋根が壊れて雨漏りがするのでそれを直したい」という設定で話を進めていきます。

動画では実際に屋根に上って撮影することで屋根の各部位の名称を分かりやすく解説してくれています。
もし言葉だけで説明するとしたら、屋根のどこがどういう風に問題なのか、消費者と認識を共有するのは非常に困難になるでしょう。
しかし、実際の現場では作業員さんが言葉だけで説明するという方法を取らざるを得ません。
なぜなら屋根に上って撮影するという行為には危険が伴うので、そういう危険を冒してまで1件1件毎回写真や動画を撮って説明してくれる業者というのは、まぁいないとは言いませんがかなりレアなんじゃないでしょうか。
そして言葉だけで説明する場合、屋根のリフォームに関するある程度の専門的な知識を消費者の側でも予め身に着けておくことが必須になります。
業者からすればそれがあまりにもハードルが高すぎるんですよね。
屋根のどこがどういう風に問題でそれを直すためにコレコレの作業をしなければいけない、ということを専門知識のない消費者にパパっと説明してちゃっちゃと理解してもらう必要があるのですが、当然商売ですから契約を締結してもらう必要もあるんですよね。
結果として業者と消費者の間で問題点とか作業に対する理解が不足したまま契約が締結されるということに繋がるわけです。

しかし、家の3Dモデルを持っていた場合は次の画像のように上から見た構図をスクリーンショットで撮って、屋根の見積もり担当者から画像に印とコメントを付けてもらうことで、屋根のどこにどういう問題が発生したのか驚くほどあっさりと理解することが出来ます。

たったこれだけのことで、と思うかもしれません。
しかし、これを言葉だけで説明しようとしたらものすごく難しくなるわけですよ。
仮に画像の「穴が空いている」場所を言葉だけで屋根のどの辺にあるのか素人にも分かるように説明しようとしてみてください。(おそらく出来ないと思います)
そして上の方から見下ろす構図で画像を撮るというのも、実は結構難しかったりするんですよね。
例えばドローンを使って上からの画像を撮るとか、そういう話になってきます。
まぁ周りにマンションとかの高い建物があればそこから撮影するなんてことも出来ると思いますし、他にも航空写真を使えば画質は悪いですが使えないこともないですね。(まぁそれはそれで地図を読む知識が必要になりますが)
いずれにせよ3Dモデルを使えば、難しい専門知識も他所の敷地に立ち入って撮影する許可も必要なく、少ない言葉で相手に伝えることが出来ます。
そして消費者側からすればそのやり取りを画像やコメントといった形で証拠として残すことが出来るわけで、ある意味悪質業者から騙されるリスクを減らすことにも繋がりますね。

形状が作られてなくても手描き等で補完できる汎用性

更に3Dモデルの利点として、形状を作っていない場合でも場面の構図を整えることで手描きや想像とか追加のオブジェクトとかを駆使して、物事の理解に役立つことが出来るという点があります。
どういうことかというと、例として「水道工事の為●●~▲▲のエリアを通行止めします」といったチラシが入ってることとかよくあると思いますが、水道管なんてものは基本地面に埋まってて3Dも作成されないものなので説明とかも無理と思いきや、下の画像のように構図を整えてやれば手書きで水道管の配置を描いて工事の内容を説明できちゃったりするんですよね。

このように適当な構図さえあればたとえ水道管自体が作成されてなくても手描きで補足して説明出来たりします。
3Dモデルのアタリがあることで、絵心がなくても絵を描いて説明できるようになるというわけです。
仮に工事現場の作業員にこういう構図を示した上でこんな感じの絵を描いて説明出来ない場合、それはその人が工事で何をするのか分かってない、何処に穴を掘ればいいのか分かってない、分かってないのに通行止めにしている、つまり怪しいってことになるわけですね。

まとめ

まぁ最後は仮の話で多少強引でしたが、家の3Dモデルを持っているとリフォームする際業者とコミュニケーション取るのにとても役に立つということです。
高いお金を払ってギャンブルするぐらいならgazo1で3Dモデルを購入してリフォーム業者と認識のズレをなくすよう努めた方が結果的には安く済むと思いますので、もし興味があれば問い合わせフォームから注文や或いは質問等検討してみてください。

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