転売ヤーの仕組みをド素人が考えてみた

転売ヤーっていう多分昔からあるけど最近やたら評判の悪い職業があるんですが、何が悪いのか考えてみました。
まぁ嫌われる理由は消費者が買いたかった商品を転売ヤーが買い占めたせいで買えなかった、買うには転売ヤーから高額で買うしかないってなるからなんですけど、昔は別に問題になっていなかったのになぜ今頃問題視されるようになったのかってことですね。

古き良き時代の転売ヤー

まずは昔は問題視されてなかった理由を見てみましょう。
転売ヤーの商品が買われるためには高額でも買いたいという高い購買意欲を持った人が必要になります。
そして商品というのは基本的に購買意欲が高い人は真っ先に買って、購買意欲が低い人は後回しにする傾向にあります。
例えばですが、商品を欲しい人の80%が手に入れた状態だとして、まだ20%は欲しい人が残っているのですが、その人達は購買意欲が低いので転売ヤーからは買いません。
ですがこれが欲しい人の20%しか手に入れられなかったとなると、購買意欲が高い人がまだたくさん残っているので、転売ヤーから購入するという風になるんですね。
だから転売ヤーとしては欲しい人の20%しか手に入れられないような商品を狙いたい、だけどそんなものは買うこと自体難しいから「そんな入手難易度が高いものを代わりに手に入れてくれてありがとう」という感じで高額で転売しても問題にならなかったんですね。

商品入手率(転売ヤー除く)80%が買える商品20%しか買えない商品
😄めっちゃ欲しい
😊かなり欲しい
🙂結構欲しい
😐ちょっと欲しい
😪余ってたら買うかな?

👽転売ヤー
自力で買えた人
😄😊🙂😐👽

買えなかった人
😪
自力で買えた人
😄👽

買えなかった人
😊🙂😐😪
買えなかった人の対応そこまで欲しくはないので
😪👽から買わない
入手難易度が高いので
😊👽から喜んで買う
🙂😐は商品自体不足して
いるので諦める

新時代の転売ヤー

そして最近問題視されるようになったのは、SNSを利用して全国の転売ヤーが徒党を組んで一つの商品にターゲットを集中することで、欲しい人の20%しか手に入れられない上に残りの80%を転売ヤーが買い占める、という地獄みたいな状況を作り出すことが出来るようになったからです。
こうなると自力で買えなかった人は転売ヤーから買うか諦めるか選ばなければいけなくなり、それで転売ヤーに怒る人が増えたわけです。

SNS時代に転売ヤーの
標的になると
元々買えてた商品が
買えなくなる
😄めっちゃ欲しい
🤬かなり欲しい
😢結構欲しい
😒ちょっと欲しい
😪余ってたら買うかな?

👽👽👽👽転売ヤーが集中する
自力で買えた人
😄👽👽👽👽

買えなかった人
🤬😢😒😪
買えなかった人の対応🤬👽から怒りながら買う
😢😒は金を出せば👽から買えるので
🤬になるか😪になるかを選ばされる

とはいえ転売ヤーの悪いところはこのパターンだけです。
にも関わらず転売ヤーが叩かれてるのってこのパターンと全く関係ない「転売ヤーが米の価格を釣り上げた」とかの濡れ衣パターンが多いんですよね。
そもそも米のような巨大市場で転売ヤーがいくら頑張ったところで買い占めとか出来るわけないんだから価格に影響なんて出せるわけがない。

メーカーの想定していない消費行動へのヘイト

先程紹介した「転売ヤーが米の価格を釣り上げた」とかのパターンは完全な冤罪だとおそらく多くの人が納得できると思うんですが、ガンプラとかポケモンカードとかのホビー商品に転売ヤーが割り込んできて高額で転売するのを許せないと思う人も結構いると思います。
ただ、それに関しては先程紹介した「古き良き時代の転売ヤー」の部類になり、完全に正当な商行為という事になります。

正当であるにも関わらず嫌われるのは、メーカーとそのユーザーにとって転売行為というものが分かりやすい形での利益に繋がっていないからだと思います。
メーカーからすると玩具を作って売っているのは売った先で遊んでもらうために作っているのであって、売った先で遊ばれずに転売されるために作ったわけではないですからね。
なので想定外の消費行動を取る客を「質の低い客」と定義して売らないという判断をする権利が当然メーカー側にはあります。
本来はそこで終わる話のはずです。

飲食店であればドレスコードを要求したり会員制にしたりして店の想定に合わない「質の低い客」を排除しています。
パブを気取りながら「質の低い客」に文句を言っても、それは店側が悪いとしか言いようがない。
仮に他の客が「質の低い客」に迷惑していたとしても、その不満は「質の低い客」にぶつけるのではなく、あくまでも店側に文句を言うという形を取らないと、差別だのなんだのといった余計な騒ぎに発展します。
「質の低い客」を他の客が自主的に叩いたり追い出したりするのは店側からしても逆に迷惑になるんですよね。

蛇足ですが最近の外国人関連の問題とかにも同じことが言えます。
何や色々と外国人に迷惑している日本人が増えて不満が溜まっているらしいんですが、不満は迷惑をかけている外国人にではなく日本政府に言わなければいけません。
まぁそれでちゃんと国民は政府に訴えたってのに自民立憲共産ら旧政党の面々は「日本人が我慢しろ」的な対応しかしなかった、だから参政党とかに票が集まるんですよね。

転売ヤーが社会にとって必要な理由

まぁぶっちゃけてしまうとメーカーで作った後の流通系から小売系までの全てが転売業になるんで、それだけで転売ヤーは必要QEDってなるんですが、それじゃあんまりなんで敢えて微妙な感じの例を取り上げて考えてみたいと思います。

サッカーの移籍金ビジネス

一つ目は欧州サッカーとかでよくニュースになる移籍金ビジネスについてです。
サッカー選手が一人移籍するだけで何十億とか何百億とかの移籍金が発生するんですけど、ああいうのはどうなのか?ってことですね。
サッカーだけじゃなくてプロ野球のポスティングとかもそうですけど、クラブが選手を転売することで巨大な利益を得ているわけですから、構造的には転売ヤーと同じと言えると思います。
クラブが選手を育てたんだから貰って当然って思うかもしれませんが、基本的には選手が自分で頑張ったから評価が上がるわけで、育てた恩とか経費とかそういう考え方であればクラブ側の取り分はもっと小さくなければなりません。

またサッカーの場合の移籍金というのは違約金のことで、契約期間中は当該クラブでプレイするっていう契約に違反したからその違反金を支払うってことなんですが、それにしたって選手が貰う給料よりも遥かに多い額を設定するのは、法律的に可能なのか?ってことですね。
例えば、他の一般的な職業で年俸600万円で3年契約し、途中で辞められると損害が発生するので違約金を設定したと仮定しましょう。
筆者も詳しくないのでこういう場合に法的にいくらまで設定できるのか分かっていませんが、違約金300万円ぐらいならいけるかもしれませんけど、5000万円とか設定しても一方的に不利な条件での契約を押し付けていると見なされて間違いなく裁判所で契約無効化扱いされちゃいますよね。
でもサッカーの移籍金関連のニュースって選手年俸の何倍とか何十倍とかの金額が設定されてるけど、あれってどういう仕組みなのか考えてみました

言うだけならタダ説

三笘薫は契約延長なら移籍金185億円超! 年俸7億円超もビッグクラブ入りは消滅か
2023年8月20日 07:00
東スポWEB

実際は移籍とかしないのに契約延長とかでよくこういうニュースが出るんですけど、まぁぶっちゃけ法的拘束力は無いけど言うだけならタダだから、選手のことをこれだけ評価してますよってアピールする意味で高い金額を設定してるってパターンですね。
法的拘束力は無いとはいえ、選手と所属クラブの関係が蜜月な状態でなおも引き抜こうというのならこれぐらいの金額用意してね、って感じなので決して無意味ではない。

スポンサー付きの値段説

こっちが本命なんですが、実際に移籍金が動く場合ってこのパターンが多いんだと思います。
要するに選手が移籍するとその選手に付いていたスポンサーも一緒に移籍するので、その損失分を穴埋めしろってことですね。
これなら選手年俸より何倍も高い金額になるのも納得できます。
スポンサーも一緒に移籍することによって移籍先のクラブには新たにスポンサー料が入るわけですからそれを使って高額な移籍金を支払うことが出来るというわけです。

ということで元の話題に戻りますが、サッカーの移籍金ビジネスって選手の転売で何か不当に儲けてそうなイメージあるんですが、あくまでも筆者の考えではありますが実際には損失分を補填してもらってるだけで転売による利益はそんなに大きくないんじゃないかなぁってことです。
何かマスコミの報道からはレアルマドリードとかパリサンジェルマンとかがやってることって選手が活躍しなかったら全部金ドブになるとんでもないギャンブルしてるようなイメージありますけど、実際は全然ギャンブルしてなくて移籍金の分スポンサー料で増収になることが約束されてるから買い取っただけなんだと思います。

画商

最初に言っておくと、筆者は画商という仕事に対して知識も全くないし、多分画商に一度も会ったことすらありません。
まぁそんなこと言うと「この活動の目的」カテゴリーで取り上げる話は大体全部そうなんですが、ただ今回は「意味のなさそうな転売ヤー」という条件で考えたときに画商というのが思い浮かんだから取り上げたってだけになります。

画商ってのは言うまでもなく画家の描いた絵を転売する人のことなんですが、これって必要なんですかね?
画家の絵のファンって人はいるけど、画商のファンって人はあんまりいないですよね。
だから基本的に知名度は画家の方が上のはず。
そうなると絵を売るという工程において画商が一体何の貢献をしているのか全然分からない。
画家が自分で売れば中間搾取もなくなるわけだから、どう見てもそっちの方が得な気がするよね。
ということは画商ってのは普通の人には出来ないような話術で絵を買わせるよう誘導したり、駆け引きでより高い値段に釣り上げるのが上手い人なのか?という感じで怪しさ方面の想像が膨らみますなぁ。

というわけで画商についてちょちょいと調べてみまして、感想を書いていきます。
どうやら画商というのはカタカナでギャラリストと書くみたいですね。
要するに画商というのは美術館(ギャラリー)で開催される○○展とかのイベントで展示する絵を調達するのが仕事って考えた方が分かりやすそうです。
だから結果的に絵の売買はするけど、それで利益を上げようって気がそもそも無い場合が多そう。
売買で収支をプラスにするというよりも、限られた予算内でテーマに沿った絵画を集めるという能力の方が重視されるような気がしますね。

そんで思ったのが美術館のイベントにあたる○○展、それの○○の部分ってルノワールとかルネサンスとかの有名どころとあとは地域郷土関連のテーマで殆どを占められていて、そこに無名の新人画家の描いた絵が調達対象になる機会なんて殆ど存在しないんだろうなぁってことです。
おそらくイベントの集客という面で考えればとっくの昔に死んだ人間の作ったものをテーマにした方が、今現在生きている人間が作ったものをテーマにするよりよっぽど集客が見込めるという現実があります。
そんな中で才能ある無名の画家を発掘する審美眼を持った画商よりも、ルネサンス展イベントに合わせてモナリザを借りてくることが出来る画商の方が優秀な画商という事になるのでしょう。

そうなると、若い無名の画家からタダ同然で絵を買い取って高額で転売してボロ儲けしてるような、一般的には悪いイメージの転売ヤータイプの画商がもはや聖人にすら見えてくるというね。
美術館の持ち主ってまぁ公であることが多いだろうし、そうなるとイベントも公共性の高いものを開催せざるを得ない。
そうなるとやっぱり死んだ人間が作ったものをテーマにせざるを得ない。
でもそんなことばっかりしているとコンテンツ自体干からびて死んでしまうから、界隈の未来を憂う画商としては生きている人間を相手にしたい。
でもそうするには絵の売買だけで利益を上げないといけないから、安く買い叩いて高額で転売するのは避けられない、といったところなんでしょう。

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